みなさん、こんにちは。
宝塚まりも動物病院の夏目です。
梅雨も明け、蒸し暑い季節になりましたね。
当然ですが、私が飼っている猫は「ラグドール」という長毛猫です。
もつれや毛玉は特にない子ですが毎年、暑い季節になると床にぐでーとすることが多い子で今年は思い切って全身バリカンに挑戦してみました。

全身バリカン前の姿
猫のトリミング(サマーカット・全身バリカン)とは
バリカンを使って体の一部分や全体の毛を刈り、スタイリングすることです。
当院では、猫のシャンプー・全身バリカンをお受けしています。
メリット
暑さ・熱中症対策
気温が体温より高くなってしまうと、うまく体温調節ができずに熱中症になる危険性があります。
日中室内で留守番をさせる際、室内の気温が高くなっても猫には逃げ場がありません。
とくに長毛猫の場合、被毛を短くすれば通気性がよくなり、猫の体感的にも涼しくなると思います。
お手入れがラクになる
被毛が短くなることで毛玉もできにくくなり、ブラッシングもしやすくなります。
皮膚病の予防になる
湿気が多い夏は、猫の皮膚炎の発症リスクも高まります。とくに長毛猫は毛が密に生えているため毛玉ができやすく、肌も蒸れやすい傾向にあります。毛玉ができるのを防ぐことで、肌の通気性がよくなり、皮膚病の予防になります。
また、皮膚の状態が見えやすくなることで、皮膚の異常にもすぐに気づいてケアしてあげることができます。
デメリット
猫にストレスがかかる
バリカンを当てられることや病院という環境の変化などが猫ちゃんにとって様々なストレスの要因になることがあります。
皮膚が傷つく可能性がある
猫の舌はザラザラしていますので毛が短くなっても同じ強さでなめ続けたり、被毛の違和感から過剰に毛づくろいをしたりすることで皮膚が傷つき、炎症を引き起こしてしまう可能性があります。
愛猫の全身バリカンをしての感想…。
愛猫にとっては初めての全身バリカンです。最初は戸惑いもありましたがお利口に頑張ってくれました!
短毛種っぽくなったせいか手触りもなんだか心地よいです。 (*´꒳`*)
カットしてから1ヶ月ほど経ちましたが、特に気にしてない様子で一安心です。
最近はお気に入りの寝床で過ごしていることが多く、涼しそうでなりよりです。逆にもう1匹の長毛猫は床にぐでーとしています。
長毛猫の被毛はやっぱり暑いのだと改めて感じました。

全身バリカン後の姿
当院では猫ちゃんのトリミングをお受けしています!
~注意事項~
猫ちゃんが怖がって暴れることによる不測のケガや、ストレスで体調を崩してしまうことを防ぐために、猫のもつれ取りや全身バリカンを行う際は、鎮静剤を使用することがあります。また、鎮静剤を使用する場合は血液検査が必要になります。
※費用につきましてはお問い合わせください。
被毛を短くして猫ちゃんとともに暑い季節を乗り越えましょう!
猫ちゃんのトリミングをご希望する方は一度診察にお越しください。