みなさん、こんにちは。
寒暖の差はあるものの、日中はだんだんと過ごしやすくなってきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
関節炎は、加齢によるものだけではなく、肥満や遺伝的なものが原因であることが多いのです。今回は、そんな関節炎についてお話します。
関節炎とは
関節の軟骨が摩耗し、骨同士がぶつかることで痛みや炎症が起こることです。
関節は加齢とともに少しずつ変化していき、軟骨の再生能力も低下します。その結果、関節が変形し、動くたびに痛みを伴うようになるのが変形性関節症です。

変形した関節(変形性関節炎)

正常な関節(〇は成長中のため亀裂がありますが正常な状態です)
原因
- 関節への負担(関節の構造が削れることにより関節炎を発症する)
・加齢によって関節の保護成分が減ったことにより、関節がうまく動かないようになる
・肥満によって関節に負担がかかる
- 骨軟骨異形成症(遺伝性の病気で、軟骨や骨に異常が起きる病気です)
品種改良によって軟骨の変化を特徴とした品種がなりやすいと言われています。
主にスコティッシュ・フォールドやマンチカン、ヒマラヤン・ペルシャなどです。
このように、耳折れや足が短いなどといった特徴がある品種の場合は、若いうちから痛みが出ていることもあります。定期的に関節のチェックをしましょう!
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症状
<ワンちゃん>
・足を引きずる
・散歩に行きたがらなくなった
・階段が苦手
・撫でられるのを嫌がる
<ネコちゃん>
・毛繕いをしなくなる、頻度が減った
・爪とぎをしなくなった
・トイレがスムーズにできなくなった
・高いところにジャンプしなくなった
上記について当てはまる症状があれば、関節炎の可能性があります。
特にねこちゃんは、本能的に痛みを隠してしまいます。
飼い主さんは、「痛み」ではなく「年をとったから」と勘違いしやすいです。
日常のちょっとした行動が痛みのサインとなります。これまでの行動と比較してみましょう!
当院では、関節炎バイオマーカー(CⅡNE)という検査を実施しています。
CⅡNEとは、変形性関節症の早期発見につながる検査になります。
軟骨の変性により早く尿中に放出された軟骨の成分を検知するため、運動器に関連した兆候がない早期の段階で発見できます。
『関節炎マーカーとは?』で詳しく説明しているので気のなる方はご確認ください。



