FIP治療
これまで、猫伝染性腹膜炎(FIP)に対する効果的な治療はないとされてきましたが、近年は治療ができる時代になりました。
病院によっては安楽死を推奨される場合がありますが、そのFIPは治療できる可能性があります。大切なネコちゃんの命を絶対に諦めないでください。
こんなお悩みはありませんか?
- 他の病院でFIPと診断された
- FIPの疑いがあると言われた
- なるべく早くFIP治療を受けさせたい
- FIP治療の費用に不安がある
- 他院で治療中だが、治療がうまくいっていない
- 今行っている治療があっているかわからない
当院では、積極的にFIP治療を行っており、ネコちゃんとそのご家庭にとって最適な治療をご提案いたします。
FIPとは
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、60~70%のネコちゃんが保有する猫コロナウイルスが突然変異し、毒性の強いウイルス(FIPV)となることで引き起こされる病気です。
FIPには、お腹や胸に水が溜まる「ウェットタイプ」、臓器に肉芽腫ができる「ドライタイプ」、その両方が混在する「混合タイプ」の3種類があります。
FIPのタイプ別症状
共通の初期症状
- 食欲の低下
- 元気がない
- 体重が減った
- 体が熱い(耳が熱く感じる)
ウェットタイプ
- FIPの6~7割がこのタイプ
- 食欲低下、元気消失、発熱
- 腹水や胸水、呼吸困難
- 黄疸、嘔吐、下痢
進行が早く、発見から10日ほどで急死するケースもあります。
ドライタイプ
- FIPの3~4割がこのタイプ
- 初期には無症状の場合も多く、見逃されがち
- 臓器にしこりができ、症状が多岐にわたる
- ■ 目に発生:
- ぶどう膜炎、虹彩炎
- ■ 脳に発生:
- 麻痺、けいれん、性格変化
- ■ 臓器に発生:
- 腎障害、肝障害、呼吸困難など
混合タイプ
ウェットとドライの両方の症状が見られます。
当院の治療の流れ
1 検査・診断
問診、血液検査、画像検査、PCR検査などを組み合わせて総合的に診断します。
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<血液検査>
貧血、白血球数増加、高アルブミン血症、A/G比の低下、SAA上昇、黄疸などを確認します。
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<画像検査>
レントゲンや超音波で腹水・胸水、しこりを確認します。
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<PCR検査>
腹水・胸水・しこりがある場合に採取し、ウイルスを検出します。
2 治療
近年、FIPに有効な薬が一部発表されており、治療が可能です。
※ 動物用医薬品としては未承認のお薬を使用するため、詳細はご相談ください。
3 経過観察
症状に応じた細かな投薬量調整が必要です。当院では定期的なチェックを行いながら治療を進めます。
FIP治療の費用について
タイプや症状について異なりますが、お薬の費用の目安は以下の通りです。
- 体重1kgの場合、2週間あたり 5,300~7,300円
- 体重2kgの場合、2週間あたり 7,300~13,300円
- 体重3kgの場合、2週間あたり 11,300~19,300円
※ 診察・検査などに別途費用がかかります
※ 全て税抜価格です
当院はキャットフレンドリークリニック・ゴールドレベルを取得し、FIPだけでなく皮膚科・歯科・腫瘍科・泌尿器科などにも対応しております。
猫専任従事者も在籍し、どんな小さなことでも真摯に対応いたします。



